第1回全国風穴サミットin信濃大町

全国風穴小屋サミットin信濃大町

2014年8月30日、歴史上初めてとなる風穴をテーマにした全国的な集会が開催できることとなりました。22地域105名が大町市八坂公民館に集ってシンポジウムや現地見学、懇親会等を通じて交流しました。
また、サミットにあわせて、資料集(A3見開き50頁、白黒印刷)と清水長正氏監修「全国風穴小屋マップ」(A1サイズ、表面:カラー刷りの日本列島マップ、裏面:風穴小屋調査一覧表)を作成しました。
私は、正直言って、50名集めるのが精一杯だと考えていました。こんなニッチなテーマに地元でも関心は少なく、全国から人が集まるはずがないのです。そのため資料集も多めのつもりで80部を用意していましたが、足りずにあたふたしました。
ドーム型の狭い会場で顔をつきあわせながら、各地からの参加者が発言し、熱気あふれる会合になりました。直前に参加申し込みのあった伴野豊さん(九州大学)は、農水省からの後援イベント情報で知り、ご自身が少年期を過ごした大町での開催と知り、他用を押しのけての参加でした。
サミットには、島根県出雲市と上田市から有志がマイクロバスで参加し、懇親会の場で、第2回と第3回の開催地が「あうんの呼吸」で決まりました。

≪開催概要≫

名称:全国風穴小屋サミット ~先人の知恵に学び、未来に生かそう~
日時:2014年8月30日(土)
会場:長野県大町市 八坂公民館
参加者数:105名
主催:全国風穴小屋サミット実行委員会(事務局:NPO地域づくり工房)
後援:農林水産省、長野県、大町市、自然エネルギー信州ネット
協力:公益信託大成建設自然・歴史環境基金(助成)、古今書院

第1部:シンポジウム(10:00~15:30)
名誉大会長メッセージ「風穴小屋の現代的意義」
基調講演Ⅰ「日本の風穴 ~その利用の歴史と各地の再利用の動向~」(清水長正)
基調講演Ⅱ「風穴のしくみを探る ~大館市長走風穴と北海道然別湖周辺の冷風穴/温風穴~」(鳥潟幸男、澤田結基)
各地からの報告
・「蚕種貯蔵風穴の歴史と制度 ~上州群馬県内の風穴と甲信地域」(飯塚聡)
・「荒船風穴と世界遺産登録」(大河原順次郎)
・「荒島風穴の復元利用」(小川市右ヱ門)
・「上田地域の風穴小屋発掘活動」(塚原吉政)
・「稲核風穴での日本酒貯蔵」(竹本祐子)
・「猿ヶ城風穴の復元と養蚕」(倉科和夫)
会場を交えた討論
第2部:鷹狩風穴小屋見学(16:00~17:00)
第3部:交流懇親会(17:30~19:30)
※翌日、エクスカーションとして、猿ヶ城風穴の見学会を開催。